「あっ、そうそう!! 俺、後ろの席が良いから替わって欲しいの!!」
「うーん。 良いんだけど、僕だけ替わると寂しくなるから、僕ら3人の入れ替えでもいい?」
「俺は別にいいぞ。」
「俺も。あんまり気にしないかなー。」
海斗と渚が答える。俺の勝手な都合でごめんなさい。
「ありがとう!!」
そういって満面の笑みで笑う。海斗たち3人が固まってるけど、どうしたんだろう?
「・・・・・・無自覚馬鹿。」
「一哉、今、何て?(黒)」
「あぁ? なんでもねぇよ。」
しょうがない。聞かなかったことにしよう。こんなやり取りしてもまだ3人は夢の世界から帰ってこない。