「相変わらずキモイ顔してるな。」














横から聞こえた声。その言葉に条件反射で自分の世界から戻ってくる。














「うっせぇ。一哉がイケメン過ぎるのがいけないんだ!」













いつもとは違うことを言ってみる。そして半分はヤケクソ。











「柊、夏樹ついにイカレちまったか?」


















「ん? いつも通りなんじゃない?」














ゆるーく返す柊。

















「はぁ、お前に聞いた俺が間違ってた。」














「あ、そうなの? 残念だね。」












普通の人に言われるとウザイ言葉だが、どうも柊だとその気になれない。