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ここは、NY。季節は夏。

あたし、楠木 南はとある事情で1年間NYの高校で学んでたけど、日本に帰国することになったのだ。
それは過ちを犯したから。


「ママ、じゃあ先に日本帰ってるから。元気でね、good bye♡」


「気をつけてね、なにかあったらすぐ連絡しなさいよ？小倉さんにも連絡しとくから。」

「大丈夫だよ、小倉っちに会えるのも久しぶりだなあ〜！！」


小倉さん。通称 小倉っち。
1年前まであたしのことをめんどうみてくれてた家政婦さんだ。
仕事で忙しいママに変わって第2のママでもあるんだ。

そう。
あたしはたぶんお嬢様だ。といっても自分は普通だし逆にそういうお金持ちとか嫌いなタイプでもある。
あたしは特別いい学校にいってるわけでもないし問題ばかりおこしてたしどちらかといえば自由奔放。

そんなあたしは160センチのセミロングで暗い色が多い。綺麗と言われる顔立ちだ。

そんなあたしがきょう日本に帰る。


「たのしみだ〜！！」