そう思いながらそっと部屋の窓をあけた。

そして肩に白い羽根が舞い降りてきた。
見上げた大空は何かを告げていたようだった…
上を見ると…

レイの部屋の窓が少し開いていた。
そこからは美しい瞳で遠くを眺めている1人の男がいた。

「あのー。」わたしは思わず話しかけてしまった。
「なにか?」彼は愛らしい笑顔で言った。
「もしかして…霧澤レイさんですか?」
「ええ…そうですけど。」

やっと会えた。

霧澤レイに会えた。