それに耐えきれなくなったのか香菜はぎゅっと目を摘むって下を向いてしまった


亮くんをみるとまだ状況がちゃんと掴めていないのか放心状態


香菜「…なんとか言ってよ…」


弱々しく蚊の泣くような声で亮くんに向かって呟く香菜


やっと現実に引き戻されたのか亮くんは目が潤んでる


そして席を立ち香菜の方へと歩いていく


亮「…ありがとう」


そう言いながら香菜を抱き締めていた


ここからは二人で話した方が良さそうだよね


そう思って海里に声を掛けた


「海里。行こ」


少し驚いた表情をしたけど海里は頷いて私の後をついてきた