香菜、ちゃんと愛されてるじゃん


「大丈夫。亮くん。そのままの気持ち全部香菜にぶつけて香菜を大事にしてあげてね」


亮「言われなくても、香菜が戻ってきてくれるなら…な。」


香菜「ごめんね」


やっと戻ってきた香菜に亮は心配そうに


亮「大丈夫か?」


香菜「うん…。」


不安気に香菜の瞳が揺れている


「香菜。大丈夫。」


私の言葉に小さく頷き


香菜「亮。大事な話があるの」


真剣味を帯びた香菜の言葉に亮くんの目も真剣味が帯びた


香菜「……私……妊娠したの…」


……


長い沈黙