このままじゃ、私はなにも変われない事に気づいてたのかな…?


大人しく全員が席に座る


少しの沈黙の後言葉を最初に発したのは亮くん


亮「…元気だったか?」


香菜「…まぁまぁ。…その事で今日は話し合いに来たの」


いきなり本題に入る香菜


「私達どっか行ってる?」


香菜「ううん。ここに居て?」


私の手を握る香菜の手が震えていた


香菜に握られている手に“大丈夫だよ”そう想いを込めぎゅっと握り返した


香菜「…亮」


亮「…なに?」


香菜の真剣さが伝わったのか表情が固くなった亮くん