「いーや。大丈夫じゃないさ。
里華は俺が守るって決めたんさ。 」
言うと思ったよ。
だってラビ優しいもん。
そういう所を好きになったのだ。


「ありがと。ラビ」笑いながら礼を言うと
ラビは、顔を赤くして照れながら歩き出した。
しかも早歩き!!
「もしかして、照れてるの?笑」
と聞くと慌てて、「照れてない。こっち見るなさ」と言いながら、大きな手が私の
目元を隠した。
風に靡かれていた。


「大丈夫さ?里華」
ラビに言われた。
いつの間にか目から目が離れていて、
目の前にはラビの手が差し出されていた。
私はその手を強く握りしめながら帰宅した