それからは毎日亜月とサッカーをして遊んだ。


でも、それから2週間後亜月は隣の県の病院に移ることになった。


その時貰ったのがサッカーボールのキーホルダー。


「俺はサッカー続けるよ。絶対凄い選手になってやるから。」


そう言って別れた亜月は今までにないくらいの笑顔で笑った。


俺は亜月に憧れてサッカーを始めた。


退院してから地元のサッカーチームに入った。


右耳が聞こえないことは最初は不便で、何度も諦めそうになった。


でも、松葉杖でもサッカーをしてた亜月を思い出すと頑張って続けられた。


サッカーを続けたらもう一度亜月に会えると願っていた。