「私にも、夢が出来たよ。・・・・私、あのレストランを継ぎたい。それが私の夢。」


私はそう言って蒼瀬の方を向いた。


「うん。いいと思うよ。自分で見つけたんだから、お互い頑張ろ!!」


蒼瀬は私の頭を撫でて微笑んでくれた。


蒼瀬の笑顔はいつも私を安心させてくれて、落ち着く。


「よし!じゃあ、これから詩織の家行くかなー!今日は詩織の料理も食べてみたい!」


「分かった!じゃあ、行こ!」


そう言って屋上から出て歩き出す。


「あっ、私教室からリュック持ってくるから昇降口で待ってて!」