照れくさかったけど、本当は嬉しかった。


でも、蒼瀬のことを好きだと気づいたらちょっとしたことも恥ずかしくなってしまう。


私はふっと息を吐いて、立ち止まる。


「蒼瀬も私と同じ気持ちだったらいいのにな。」


私は月に向かって呟いた。