「ねぇ、もう分かんない・・・・」


「後少しだよ!ほら、帰れないぞー。」


サッカーの試合も終わって今はテスト期間中。


部活もなくて勉強ばっかりの生活に耐えられない蒼瀬は文句を言いながら問題を解いてる。


私も教えてあげてるけど眠そうな顔をしてるし・・・


「ねぇ、気分転換に教室じゃなくて図書室行って勉強しよ?」


「図書室かー。行く!」


図書室も勉強してる人がたくさんいたけど窓側の席が空いていた。


私が蒼瀬の右側に座ろうとすると、


「詩織、席交換して。」


「いいよ。」