ある日。


「キャーー!!高嶺くんだ///」
「高嶺くん、今日もかっこいい…///」
「ねぇねぇ、今日こそ話しかけようよ//」

俺の朝は黄色い声から始まる

まぁ、嬉しくないことはないけど、こう毎朝言われるとだるい…

「高嶺、おはよ!毎朝すごいな〜。
この声援、俺にも分けてくれよ!」

こいつは俺といつもつるんでる友達 篠田裕也

こいつはかなりの天然で、自分もイケメンってことをわかってない

だから、ほら。

「ねぇ、篠田くんだよ///」
「かっこいい///」
「あの笑顔とかいいよね…///」

俺と同じぐらい女がざわざわしてる

「お前も周り見てみろよ、黄色い声援ばっかだぞ」