引き換え開始日



 抽選日に新聞を見るのを忘れていたので、5日経った引き換え開始日に宝くじの窓口に券を出した。

「調べて下さぁい」

 まず相方が券を出した。オートチェッカーの表示は200円、ハズレ。

 ダイは当たる確信が有ったから、少しそわそわしながら券を出す。

200円がカウントされ、また表示が入れ替わる。

『当たった!』

 そこには当選券が2枚表示されている。

『うほっ!』

「お客さん、おめでとうございます」



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「じゃ、山分けね」

 ダイと仕事の相方はさっきの当選金を山分けした。500円ずつ((爆))

でも当たりは当たりww

 ダイはこんな所で少ない運を使い切っていた。



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  ガリッ ガリバキッ!



 狭い道で対向車を避けたダイはよそ様の門柱に車がこすれて、新車だった作業車に傷がざっくり入ってしまったとさ。

 すっかりあやかり損ねたおっさんでした。

 ざんねんざんねん。


《おしまい》