あの日あなたに出逢ってなければ

こんな想いをすることも無かったのかな

どんなに想って涙を流しても

あなたに届くことはない

それでもあなたを好きで良かったと思えた

あなたに出逢えたことは必然?

それとも

運命なのかな。


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「これで1学期始業式を終了します。」

校長先生の長い話も終わり、やっと始業式を終えた。

福崎杏樹(ふくさきあんず)

今日から高校2年生。

春になり始業式も終わり、、、

その後の楽しみといえば、、、

「続きまして新年度から着任される先生方を紹介します。」

これこれ、着任式でしょ!

「ねぇ、あんちゃん!
かっこいい先生入ってくるかな?」

後ろから顔を覗かせて話しかけてきたのは
友達の ひより この子とは1年生のときから同じクラスでイツメンの1人。

「どーだろ?でも期待はしたいよね〜。


続々と先生が壇上に上がり挨拶をしていく...

「以上で着任式を終わります。」


.....

「「ビミョー!!!」」

ひよりと2人声をあわせて叫んだ

「え、ほんとに微妙だったんだけど」

「やっぱりあんちゃんも?
私も同じこと思った〜!!!」

一番楽しみにしてた着任式がこれとは...

2人して方を落として教室まで戻った

「でも今年からはイケメン〜とか言ってる暇なくなるよね〜」

そう、私たちは2年生から希望した類型ごとにクラス分けされてその中でも私たちは理系クラス

「ひよりそれ言わないでよ〜でも確かにな言ってられなくなるよね」

なんて話してると
担任が入ってきてHRが始まった。

―放課後―

「あんちゃん!今日一緒にたいやき食べて帰ろ!!」

「あ〜ごめん、ひより!部活あるんだよ」

「そっか〜しかたない!!頑張れ!」

ひよりと別れて部活の弓道部へ向かった

「...あ、ごめん!剣道場ってどこかな?」

あ、この人今日着任した先生だ。

「体育館の1階にありますよ」

「あれか!!ありがとう!」

「あ、いえ」


ん〜名前なんだっけ
でもやっぱ微妙だな〜


...でもなんか優しそうだったな




これが運命の出逢いになった。