真澄は目をキラキラさせながら、
私の作ったお弁当を机に置いて眺めている。
そんな姿を見ると何も言えなくなってしまう。
「あはは、蕾奈と真澄先生って
ほんと仲いいよね!」
「仲がいいっていうか、もうお母さんだよねぇ!」
「言えてるーっ!」
「…そんな笑わないでよ、もう。」
なんだかんだで午後の授業もあと1時間目。
6時間目は体育だ。
今日は女子がバドミントンで
男子がバスケットボール。
そして体育館には勿論この人も。
「フレーフレー!れ・い・な・さ・まっ!」
「真澄━━っ!!」
「蕾奈様を応援するのも立派な執事の私の仕事なのですっ!」