「い、行くから!行くから言うなー!!」



私はダッシュで1階の自販機で
コーヒーを買い戻って蓮兄に渡す。



「おつかい、ご苦労。」



そう言って3階に戻って行った。



それからというもの、
毎日蓮兄に張り付かれて一週間が過ぎた。



「はぁー…もう限界…。」



流石に疲れた私は机の上に項垂れた。



「先輩、毎日美羽にべったりだねぇ。
実は美羽が好きだったりして!」



「まさか!そんなのありえないからっ!」



「そういえばさ、隣のクラスに
イケメン転校生が来るって噂だよ!」



「ふーん。」