「じゃあ、幼馴染みってことか!羨ましい~!!」



「はぁ?あんな俺様メガネの何処が!?冗談でしょ。」



確かにそこらの男子よりイケメンだけど…。
例え告られても願い下げだ。



「俺様系いいじゃない~♪
それに安藤先輩ってお金持ちだし♪」



そういうものなのか…良く分からない。



休み時間、蓮兄は前触れもなくやって来た。



「愛沢美羽、ちょっと来い。」



「なにか用?」



「コーヒー買って来い。あ、ブラックな。今すぐダッシュで。」



「はぁ!?自分で行きなよ、それくらい!」



「くーろーばー…っんぐ!」



「っ!!!!」



私は慌てて蓮兄の口を塞ぐ。