「………分かったわよ。」



脅しだ。これはれっきとした脅しだぁああ!!



「お、いい子だなー。」



よしよし、と頭を撫でられる私。
全然嬉しくない、トキめかない!!



「よし、帰るぞ!」



「えぇ!?」



強引に連れていかれて、
校門前に止まっている高級車に押し込まれる。



そしてあっという間に私の家に到着した。



「朝も迎えに来るから、ちゃんと待ってろよ!」



そう言い残して彼は去って行った。



次の日の朝。
私は家を出て、いつものように駅まで歩く。