私はそれでも笹原君が好き…。



「えっと…こちらこそよろしくです。」



「え……いいの?」



「うん。私も…私も笹原君の事が好きだから…。」



「まじで?」



「うん。」



「うっしゃぁああ!!ダメだと思ってたから、すげぇー嬉しいっ!!一生大事にするから!!」



夏になる少し前。



少し蒸し暑い体育館で、
私と笹原君は両想いになったのでした。