「いや、無理にとは言わないけど、
なんつーかさ、渡辺が応援してくれたら、
頑張れそうな気すんだよっ!…ダメか?」
━━━━━どきん。
胸が高鳴る。
「ううん、行くよっ。笹原君応援する!」
「そっか!よかったー!
じゃあ、明日の放課後、体育館だから!」
━━━━━どきん。
また胸が高鳴る。
あれ、もしかして私、ドキドキしてる?
「うん…分かった!」
私は教室の前で笹原君と別れた。
それからの私の心はおかしかった。
だって、授業中も家にいる時さえも、
笹原君の顔が思い浮かんで消えない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…