運動部の人達だ。
そういえば、笹原君も部活終わったのかな。



そんな事を考えていると後ろから声を掛けられた。振り返ると、まさに今考えていた人だった。



「え、笹原君!?」



「渡辺、今帰り?」



いつも通りメガネをかけている笹原君。



「あ、うん。図書館行ってて。」



「そっか。……あのさ、
途中まで一緒に帰ってもいい?」



「あ、うん、いいよ。」



「よかった!」



それから雑談をしながら、しばらく歩く。