突然、かっこいい男子に名前を呼ばれて戸惑う。



「あれ、分かんない?あ、今メガネしてないからか!俺、化学で一緒の笹原誠だよ。」



「え!さ、笹原君!?
気付かなかった…ごめんね?」



「そんなんいーよ!それより大丈夫だった?」



「うん、大丈夫だよ。
笹原君ってバスケ部だったんだね。」



「おう。…あ、皆が呼んでる!
ごめん、今度話そーな!」



「あ、うん。部活頑張ってね!」



「おうっ!」



笹原君は手を上げて走って行った。



笹原誠君とは隣のクラスで、
選択教科の化学で隣の席。