「須藤君!!」




須藤君が先輩達の後ろから
手を掴んで止めてくれていた。




「なにやってるんですか、先輩方。
後輩一人に寄ってたかってみっともない。」




「須藤君…。でも、この子が…」




「黙れ。こいつ俺のなんで。今後一切近づくなよ。分かったんなら、どっか行け。」




須藤君の黒いオーラに臆した先輩方は、
逃げる様に去っていった。




俺のって……私の事……?




「悪かったよ。」