哲真が趣味のバイクを店頭に何台
か並べておくせいもあり、乗用車
の車検や整備の仕事よりバイクの
仕事ばかり飛び込んでくる。今日
も午前中に常連さんの紹介と言っ
て、初めてのお客さんがこのバイ
クを置いていった。哲真はバイク
には妥協をしないので、ここへ来
るバイク乗りに評判が良い。ただ
、バイク好きに限って貧乏人が多
いことも自身を含め分かっている
ので、商売っ気のない安価で引き
受けてしまうことがいつものこと
だった。
その日の作業を終え一通り工場内
を片付けた二人は、いつもの様に
工場の事務所で缶コーヒーを片手
にタバコを一服ふかしながら、飽
きることなくバイク談義をしてい
た。
「※○&×#□%△*・・・」
哲真のケイタイが意味不明な音を
立ててバイブしている。
か並べておくせいもあり、乗用車
の車検や整備の仕事よりバイクの
仕事ばかり飛び込んでくる。今日
も午前中に常連さんの紹介と言っ
て、初めてのお客さんがこのバイ
クを置いていった。哲真はバイク
には妥協をしないので、ここへ来
るバイク乗りに評判が良い。ただ
、バイク好きに限って貧乏人が多
いことも自身を含め分かっている
ので、商売っ気のない安価で引き
受けてしまうことがいつものこと
だった。
その日の作業を終え一通り工場内
を片付けた二人は、いつもの様に
工場の事務所で缶コーヒーを片手
にタバコを一服ふかしながら、飽
きることなくバイク談義をしてい
た。
「※○&×#□%△*・・・」
哲真のケイタイが意味不明な音を
立ててバイブしている。