「おと、さん……おか…さ、ん」


「なんだ?」

「なぁに?」


「ありが、と……あ、りがとう」


私が幸せだった。

「恋文っ!」




「わ、らっ……て?」




私は涙をこぼして

微笑んだ。



眠たい。

あぁ、目を閉じれば…



『恋文』

君が笑うんだ─