私は、3通の手紙を書いた。


お母さん、お父さん。


ゆーちゃん。






櫻ちゃん。




書きながら、走馬灯のように思い出が蘇ってくる。


泣いたこともあった。


笑ったこともあった。


喧嘩したことも。


櫻ちゃんが甘々になったことも。


ゆーちゃんが恋したことも。


お母さんたちと旅行に行ったことも。




櫻ちゃん…私ね。

君となら、何でもできるような気がしたの。



キスだって、初めては君だった。


恋も、彼氏も

君が全部初めてで。


キスの先のことだって

君となら、いいと思ってた。



でも、もう会えないから。




せめて、『愛してる』と

言わせてください。