白い箱の中、寝ているだけの生活。 最近では、起きることもままならない。 「あら、今日は調子良さそうね」 看護師さんが、私に微笑みかける。 「はい…」 「あの、そこの引き出しから便箋と書くもの取ってもらえますか?」 「いいわよー」 「ありがとうございます…」 さくら色の便箋。 大好きな君色。