泣き出した私の肩をお母さんは泣きながらさすってくれて、あぁ家族っていいなって思った。


「冬休みまで、普通に学校に通いたい」


「うん、わかった」


「それでイブに、櫻ちゃんとね別れる」




もう涙腺は崩壊していて
櫻ちゃんのことを思うと、また涙が溢れた。




「櫻ちゃんっ」


ぎゅっとして。

抱きしめて。


キスをして。