「真由ちゃん…」

私は体を揺すられて。

目が覚めた。



ああ、そっか。

昨日。

午前3時まで話をして。

そのまま総一さんのベッドに寝かされて、総一さんはその下にシーツを敷いて寝た。

それじゃ、悪い、と私は下で寝ようとしたけれど

「女の子がそれはしなくていいよ」

と無理矢理ベッドに寝かされた。

「ごめん、今から仕事に行くから。
家に帰る?それともここにいる?」

「あ…」

時計を見たらもう8時前。

私は慌てて起き上がった。

でも。

いきなり。

吐き気が…



総一さん、ごめんなさい。