「ほら、お風呂に何回も入るからこんな事になるんだよ」

そーちゃんは呆れて布団で横になる私の髪の毛を撫でていた。



なんといっても!

個室風呂とはいえ、家のお風呂よりは広い。

気持ちいいので何回も入ったら、のぼせた…



「だって…」

旅行なんて滅多にないんだもん。



「はいはい。もっと旅行に行けるように働きますよ〜」

そーちゃんも布団に寝転んだ。

そして後ろから私の体を抱きしめる。