先生のデスクの後ろにあるテーブルとソファのセットに、真衣は腰掛けた。
私もその隣に座る。
「あの先生、怖いふりしてるけど、なんだかんだ言って優しいのよね。たぶん私たちのために席を外してくれたんだと思う」
「そうなんだ。次に会ったら、私がありがとうございましたって言ってたって伝えてくれる?」
「そんなにかしこまる必要はないけど、どうせ委員の活動で会うしね。了解」
お腹空いたー、と笑う真衣と一緒にお弁当を広げて、食べ始めた。
「それより、茜。向こう見てよ」
「え?」
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