「嬢ちゃん。怖いかい。でもここにきた以上このまま返すわけにはいかないんだよ。あ、でも安心して。君の家の電話番号を教えてくれたら、なんにもしないから。」
怖がってないのに、何勘違いしとんじゃ、このボケ!
ってかバカか?こいつ
こんなんを優しい口調で言ったら、一番怖がるやろうが
ヤンキーとしても何にしても、お前は一生下っ端じゃ、バァカ
「うち別に怖がってないし。怖がっとたとしてもあんたに言う権利はうちにはないやん!」
バカバカバァカ!!
そんなことを思ってから、琴はふと気がついた
・・そういや、こういうタイプってすぐにキレるっけ?
「あぁ?うっせぇんだよ。お前、この状況分かってんのか?お前は人質なんだぜ。分かったらおとなしく言うこと聞けってんだ。」
あぁ・・
やっぱキレちゃった
いきなり口調変えたし
怖ないけど、めんどくさいなぁ・・
こういう人
ま、キレても怖いおじさんって感じやけどww
どこの世界も、あんま変わらんもんやなぁ
・・あっ
ヤンキー達が集まってきてもた
このまま逃げる予定やったのに
このおっちゃんが大声出すから・・
サイテー!!
ん?
でも、あんま変わらん?
みんな弱そうやし・・
これやったら、うちが昔っから使ってる“力”使わんでも勝てそう!!
この人ら(人って言ってエエんかどうかは置いといて)を倒して逃げるぞー
オーー!!