「怪盗ココシア!!堪忍しろっ」



無駄にお姉ちゃんのことを思い出していると、ピヨ隊が叫んだ


ヤバッ!!



耳から「逃げろ」と叫ぶコワルの声が聞こえるけど、後ろからはアリスちゃんが来てる

もう逃げ道はない・・・



ってか、なんでお姉ちゃんのこと思い出したんや!!

普通こういう時って、なんか閃くもんやろ?

なんか無駄に思い出したけど――


意味ないやんかーーー!!!




「なんだ??覚悟をしたのか」



また無駄に止まってもたうちを見たピヨ隊の一人が、驚いたようにそう言う


あ・・目が3つある



この世界では当たり前のことやけど、そんなことに気づく



後ろからは、言うまでも無くアリスちゃん