「ふぅん。じゃ、その一樹君の家におじゃまさせてもらってる間に時間が過ぎちゃったってわけね」


琴は家に帰っても、拷問されていた


「でも、いくら弱い子のふりして誘拐されて、犯人をこてんぱんにやつけるのが趣味な私の妹だとしても、門限を二時間も遅れて帰ってくるのはだめだってことくらい分かるわよね」


琴は恐ろしさのあまり声が出なかったので、必死に首を縦に振った


「なぁんだ。わかってるんだ。じゃぁ、悪い子にはおしおきしなきゃいけないってことも、もちろん知ってるよね」


その時、琴は確かに見た。悪魔の微笑みを・・・






「ぎゃぁ〜〜〜〜」






琴は、
その日のうちに生傷を100個つくったという・・・