そのとき、いきなり後ろでものすごい殺気を感じた。
琴は反射的に身構えていたが・・
「こぉとぉ〜」
ライオンでも逃げ出しそうな声で名前が呼ばれた時には、琴は逃げようと走りだしていた
すぐにつかまってしまったが・・
「今は何時やと思う?琴」
捕まえられた琴に待ち受けていたのは、拷問だった
「し、7時半・・・?」
すっかり元気を無くした琴は、震える声で答えながらおそるおそる後ろを振り向く
「ちゃうわ!!」
後ろを向いたとたんに大声をだされた琴は、ビクッとして固まってしまった
「さぁて、話は家でゆっくり聞いてあげるわ。琴ちゃん」
いきなり口調が変わったその声は、この世で一番琴がおそれる声だった
琴は恐ろしさのあまり、叫んでいた
ぎゃぁぁあああーーーーー