始末屋って・・

人殺すんか?


・・てか、この世界の人は人って言うんやろか・・
うちから見たら、全員が妖怪やねんけどなぁ



「うち、始末屋じゃありませんよ。琴言う名前です。」


とりあえず、何も悪いことをしてない
琴はそう思って正直に告白した。
番長さんは・・ポカンってしてる
 

「じゃ、あんたは一般人なのかい?」


「一般人・っていうかなんていうか・・・」



なんとなく、悪い気がして言葉を濁す
それに、一般人・・?

別に悪いことはしてない
でも・・――――


うちってこの世界でも一般人て言うんやろか。




「まぁいい」

番長さんは、そんな琴に痺れを切らしたのか、話をきる


「あんたが一般人じゃなかったとしても他の族からのスパイってわけでもなさそうだしな。」



うん。
こういうとこ見たら、やっぱ番長さんだ
てか、うちの好きな番長さんのタイプ№1やな!!



「じゃぁ、本物の始末屋はどこにいるんだろうね。」