「じゃ、行こうか。」



番長さんはそう言うと、琴を連れてたまり場から出ていった。

なんか、かっこえぇ!!
てか、この人なんか見たことある・・?
・・気のせいか



「で、依頼したことはどうなったんだい?」



番長さんの家に着くと同時に、聞かれた。



依頼・・?
何それ・・・



「依頼ってなんですか?」


琴がそう聞くと、番長さんは不思議そうな顔をした。
そんな顔されても困るねんけど・・



「は?依頼って昨日電話で言っただろ。とぼけないでくれよ、始末屋さん。」



どうやら、番長さんは琴を始末屋とか言う人と勘違いしているらしい。

にしても・・
始末屋ってまた物騒な名前やなぁ