シャワーを浴びて落ち着く。
暖かい紅茶を淹れてくれた。


「狭い部屋でがっかりした?」


「ううん、とんでもない」


きれいに片付き、以外にものが少ないのは少し驚いた。


要所要所にセンスのいい小物があるくらいで、壁は白がメイン。


「二人で暮らすならこれくらいでいいでしょ」


「えっ…」


「ここで暮らそう。改めて言います」


咳払いすると、私の前に膝まづく。カップを置いて向き合う。


「結婚してください」


「よろしくお願いします」


うふふ、とふたり、笑い合った。




end