「………なにこれ…」


「うん??どうかした??」


正美がストローを口に運び掛けて止まる。


「…いや、彼からのLINEで、今日は急用ができて会えない、ごめんって」


「それが??」


「今日なんて元もと会う約束してなかったのに。だからこうして正美と」


「えっ!?あっ、そうか……ってそれ、怪しいじゃん!?」


一瞬納得し掛けて、ハッとする。


「…まさかあ…」


「ミス送信だよ」


血の気が引くのがわかって言葉をなくす。


「確信したね」