「サマーバレンタイン、って言われてるんだよ」





「……つまり、どういう意味?」





「はっ⁉……んもう、聖のバカッ……」


いや、バカと言われても、分からないものは仕方ない。




予想はつくけど、でも……。


双葉は、白い頬を朱く染めながら、ゆっくりと口を開いた。



「聖が、……好き、だよ」