「ちょっと良くない事態が発生してるんだよ」




椅子に腰をかけながら渋い顔をする校長先生




「良くない事態とは?」




舜がそう言うと校長先生はポケットから小さな袋と手紙みたいなのを出して机に置いた




袋には白い粉のようなものが入ってる




「これは?」




続けて舜が聞く




「うん、これは今日の朝僕がこの部屋に来ると机に置いてあったんだ。」




「見させて頂いてもよろしいですか?」




璃玖がそう聞くと校長先生は静かに頷いた




璃玖は手紙を手に取り書いている文を読み上げる




「この粉末を学校の様々な場所に仕掛けておきました。これは使い方によれば人の命さえも奪ってしまうやもしれない危険な粉末です。放課後になればだんだん広がり始めるでしょう。お気をつけください」




璃玖が読み終わり、手紙を机の上に置く