モノクロサマーバケーション

青春・友情

櫻いいよ/著
モノクロサマーバケーション
作品番号
1428088
最終更新
2017/05/30
総文字数
22,803
ページ数
23ページ
ステータス
完結
PV数
1,764
いいね数
0

この作品を読むにはパスワードの入力が必要です。

 

世界がモノクロになったので
モノクロの写真を撮ることにした



モノクロの、夏休み

モノクロの
わたし と きみ




*



モノクロでカラフルな
夏休みが始まる――(かもしれない)





\野いちご10周年記念限定小説/
パスワード取得方法は5月30日(火)
野いちご10周年ページにて発表予定


20170510 愛と感謝を込めて


目次

  • 校舎の色はグレー

  • 水の色はホワイト

  • 肌の色はモノクロ

この作品のキーワード

この作品のレビュー

★★★★★
2017/06/03 09:47
投稿者: 菊川 あすか さん
ほんの少しの希望の色

ある夏の出来事を切り取った物語。少女の目に写る光景がありありと浮かび、まるで彼女と会話をしているかのように心の中までも全て読み手に伝わってくる。 思春期の心に落とした影はカラフルだった毎日を、あっという間にモノクロに変えてしまうほどの破壊力がある。 私もかつて、世界はモノクロだと感じたことがあるからか、彼女の心情が痛いほど伝わってきた。 そして、一度モノクロになった世界はそう簡単には色付かない。 都合よく笑顔になったり、物語が終わる頃には全部解決してハッピーエンド、なんてことは現実にはあまりない。 けれど、この夏彼女が共にした一人の男子生徒の存在によって、確実になにかが変わっていくような予感がした。 これから少しずつ色づき始める彼女の世界、それを想像させてくれるようなラストに胸が熱くなりました。 とても素晴らしい作品でした。

続きを見る
★★★★★
2017/06/01 21:53
投稿者: 洋梨 さん
ネタバレ
切り取られた夏休み

レビューを見る
★★★★★
2017/06/01 16:43
投稿者: 蒼山 螢 さん
モノクロのむこう

ひとつの夏休み、少女と少年。 息を詰めたような夏の暑さ、空気、悩みと、感情がこの短編には詰まっていました。 こんなに色とりどりの世界にいるのに、モノクロなら、と彼女はいいます。 淡々と流れる物語に、少女の孤独と切なさが浮かんでいて、胸が痛くなります。 最後、モノクロのむこうにどんな色が見えただろう。 色水がはじけたみたいなラストに、そう思いました。 著者にしか出せないこの雰囲気がわたしは大好き。 素敵な短編をありがとうございました。

続きを見る

この作品のひとこと感想

すべての感想数:9

櫻いいよさんの書籍化作品

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop