パーティーの次の日

いつものように鳥の鳴き声で目が覚める

昨日ずっと頬笑んでいたから、頬が痛い

軽くマッサージをしていると、メイドが入ってくる

「マリア様、おはようございます。これから朝食に致しますか?湯呑みにいたしますか?」

『おはよう。昨日のパーティーで食べ過ぎたみたい。お腹が減らないからいらないわ。これから庭に散歩をしたいと思うの』

「かしこまりました。ではお着替えを」

ここで働いている人はみんなこんな感じ

必要以上話さない

本当は寂しい

でも感情を出さない

いえ、出せないのかもしれない

「では、これで失礼します」

着替えが終わり、メイドは出ていく

オレンジ色の後ろにリボンのついたシンプルなドレス

『じゃぁ行こうかな・・』