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「うわぁっ!!!!」
ご主人様のその声で、ボクは目を覚ました。
「ん〜…?うるさいにゃぁ〜!もう朝かニャ?」
あれ、ボクの気持ちを喋っているのは誰かにゃ?
どーでもいいけどまだ眠いにゃ。
このままご主人様の胸の中でまだ眠っていたいんだにゃ。
ボクは大きなあくびをしてから再びご主人様の胸に顔を埋めて眠ろうとした。
「おやすみにゃさ〜い。」
そんなボクを突き放して、ご主人様は慌てた様子で眼鏡をかけてからボクに向かって物申した。
「君は…誰だ!?」
「え…?」
ここでボクは、ようやく自分の体がいつもとは違う事に気付く。
あれ、
ボク…、
人間になってる!!