目が醒めると、そこは見覚えのない場所だった。
白くて四角い空間にいろんなモノがゴチャゴチャと置いてある。
ボクはふわふわな上で横たわっていた。
起き上がって探検してみる事にする。
茶色の木の上に、飲みかけのミルクがあった。臭いを確認してから、すぐにペロペロなめてみた。すごくおいしい。
と思ったら
ゴト---。
ミルクをぜんぶ零してしまった。
ボクはその音にビックリして飛び跳ねる。
飛び跳ねた先にキミがいた。
「…ん〜?もう起きたのか?早いな。まだ日の出前だぞ。お前の寝場所はここじゃなくてあっちだろ。あのクッションの上だよ。こっちは俺の布団。分かった?」
ボクは小さく頷いた。