キミは、ある日突然 ボクの前に現れた---。 「おまえ、ひとりぼっちか?行くとこないの?俺と一緒だな。」 冷たい雨の降る夜だった。 ボクの凍える身体を、キミはそっと抱き上げて言った。 「お前さ、俺と一緒に暮らそうか。」 ボクにはキミが何を言っているのか分からなかったけど、なんだか涙が出そうになった。 なんでかな。 そしてボクはその温もりにそっと目を閉じた。