「心配しないでなんて、いられません」

握られていた腕に
ぎゅっと力が入る。


腕が

イタイ・・・





佐久間君は、
私の腕に痛みだけを残し
戻っていった。


2年生に心配されてるようじゃダメだな、
と、私はひとり苦笑して

それから

腕を撫でながら

席に戻った。