なんとか着替え終わり、
座っている野獣の隣に立った。


『さがしもの、見つかった?』




何も答えてくれないから
しばらく静寂が流れる。



おもむろに野獣は立ち上がり
目と目を合わせることもなく
ガバっと抱きついてきた。



『ちょ・・っ』