とりあえず、外は暗くなってきたので中に入れてもらうことにした。
「…………………お邪魔します。」
「ごめんなさい、来るなんて知らなくて、部屋片付けてなくて…………。」
僕だって聞いてない。
こんな女の子がここに住んでるなんて。

だけど、散らかってるなんて言ってる割にはすごく整頓されたリビング。

「あの、どうぞ。座ってください。お茶持ってきます。」
「あ、すみません。」


そして、お茶が出され、テーブルを挟んで対峙する僕と茶髪の少女。

「えっと、お名前は? あ、私は哀川澪月です。高校1年生です。」
「あ、僕は緋山螢です。高1です。」
「同い年、ですか。 どうしましょうね、これ。」

沈黙。


_______________気まずい。

きっとこう思っているのは彼女もだろう。


ほんとにどうしよう。